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2011-11-27

鳥取、退場者二人目

織田VS毛利、鳥取城の雲行きがさらに怪しくなってまいりました。
とりあえず鳥取に籠もってた山名豊国は毛利を裏切って秀吉に降ったものの、
家臣たちに憎まれて一人落ち延びていきましたとさ。


鳥取城へ牛尾楯籠もること

山名大蔵太輔豊国が鳥取の城を逃げ出すと、
森下出羽入道道誉(通興)・中村対馬守は使者を元春様に送り、
「大将を一人置いてくだされ。お味方について当国を切り従えようと思います。
豊国は卑怯第一の愚鈍な者で、敵に与したり味方になったりと、
正脈を定めぬ邪将だったので、この城を追い出しました」と、あったことを事細かに伝えた。
元春様は、因州若佐の鬼ヶ城に籠め置いていた牛尾大蔵左衛門尉に、
まず鳥取に入るように命じ、牛尾はすぐに鳥取に入場した。

大蔵左衛門尉は、先年尼子左衛門尉勝久がこの国に攻め入ってきたときも、
鳥取に籠もって鹿介と渡り合い、何度も武勇を顕していた。
森下・中村は、いい大将が来たと大いに勇み喜んだ。

牛尾はすぐに敵の領分に仕掛けていき、あちこちに放火して一揆勢を数多く薙ぎ捨て威勢を誇示した。
この国の諸寄の城に磯辺の何某という者が籠もっていて、その城中に逆心を抱く者があり、
これが牛尾に内通していた。
大蔵左衛門尉は、中村・森下とともに二千騎あまりを率い、
その城に押し寄せてヒタヒタと切岸に取り付く。
城中にも屈強な兵が多数籠もっていて、弓鉄砲を隙間なく撃ちかけるも、
牛尾は少しも怯まずに手勢三百ばかりで無二に斬りかかり、砦のくるわを一つ制覇した。
そのまま二のくるわに乗り込もうとすると、城中からこれを打ち払おうと射掛けてくる。
牛尾が塀に手をかけると、近距離から放たれた矢に膝をしたたかに射られて、
その矢を抜こうとすると矢柄は抜けたもののやじりは膝に残ってしまった。

さすがの牛尾もこれでは足が立たずに、仕方なく郎党の肩に寄りかかって扇を振り上げ、
「かかれ、かかれ」と下知したけれども、
大将がすでに手負いとなっては、諸卒もなかなか進めずに、次第に退却してしまった。
牛尾はこの傷が非常に痛み、残された命もあとわずかかという有様で、
元春様にこの報告をして湯治のために出雲の牛尾へと帰っていった。
牛尾の替わりに市川雅楽允(春俊)が鳥取に置かれた(天正八年九月)。

羽柴筑前守秀吉は武勇だけが余人を引き離しているのではなく、
智謀もまた古今に傑出した良将だった。
商売船数艘を若狭から因幡に差し下し、米・粟・大豆などを従来より倍の高値で買い集めさせた。
森下・中村はこれを謀略とは夢にも思わず、急に運が向いてきたような気持ちになって、
蓄えていた兵糧をほとんど売り払ってしまった。
これは、鳥取は名城なので、力押しでは容易に攻め落とせないと思ったからこそ、
この智謀を張り巡らしたのだということだ。


以上、テキトー訳。

先に言っちゃうとこの次に経家が出てくる。

牛尾さん……なんか牛尾さん、ハッスルしすぎて負傷して退場ってどういうことなの。
あんた大将でしょうが。

そして兵糧の売り払い。
これを見るだけで「あああぁぁぁ」って声が出そうな。
これが超鬱展開につながるんだよね。
年の暮れも押し迫ってきたというのにこんな鬱話読んでしまっていいのだろうか。
まあ軍記物で鬱じゃないのはないんだろうけれども。

これからジワジワ追い詰められていく感を楽しむのか。
なにこのドM精神www
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