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2012-07-22

前門の大友後門の尼子

北では鹿勢がブイブイいわして破竹の勢い、
西では立花城も落ちずに大友の大軍に囲まれる毛利。
いったいどうする!?


雲伯作備、毛利家に背くこと

さて尼子孫四郎勝久は、出雲に入って敵城をすでに十五ヶ所も落とし、兵力が六千余騎にも及んだ。
これを聞くと、備前の赤松家の牢人たちも駆けつけてきて、
伯耆の国に入り、岩倉城を攻め取って立て籠もった。
美作の国では、芦田・三浦・市の一族が尼子に与し、
昨年から香川美作守・長左衛門太夫が入れ置かれている同国の高田の城を攻め落とそうと取り囲んで、
日々休まずにせめぎ合いを繰り返していた。

また福屋隆包が石見の国へと入ったという話も聞き、そのほかでもあちこちで敵が蜂起していると、
長府ならびに立花表へと、櫛の歯を引くように報告が入った。
前には大友が数万騎で対陣しており、後ろにはまた尼子の一族が蜂起して本国に乱入してきた。
毛利家はもうおしまいだと、思わぬ者はなかったという。

元春・隆景は、「まずは出雲・伯耆の城を尼子に落とされてはならない」と、
米原平内兵衛尉綱寛を急ぎ出雲に上らせ、「高瀬の城を堅固に守れ」と下知した。
平内兵衛尉は「かしこまりました」と、手勢三百余騎とともに立花表を出立し、石見の国まで上ったが、
折りしも浜田の浦へ唐船が来航していたので、四、五日ほど逗留して唐物を買い取り、
あまりにものんびりしていた。

これを見た人々は、「米原の行動はどうもおかしい。
家城が難局に陥っているのだから、それを救いにきた者が、
こうして道の途中で何も気にせず留まっているなどということがあろうか。
きっと綱寛は勝久と心を合わせたに違いない」と噂した。
案の定、綱寛は事前に出雲へと使者を送り、「味方に与します」と言い置いてあったので、
こんな様子だったという。

ようやく綱寛が出雲に到着し、すぐに勝久へ一味に加わることを言い送ると、
勝久は非常に喜んで、「毛利家を滅ぼした暁には、米原の本領に七千貫を加えて宛行おう」と確約したという。
南条伯耆守胸勝・山田出雲守は下関の勝山にいたが、敵が羽衣石の城を取り囲んだと聞くと、
「急ぎ伯耆に戻った方がいい」と、勝山には周防の由宇の正覚寺周音を差し籠めて、
南条は急いで羽衣石に戻っていった。
山田出雲守はすぐに岩倉の城へ押し寄せて攻め落とし、敵を六十三人討ち取った。
しかし出雲守の家人の梶屋藤兵衛尉・林甚四郎・同又兵衛尉・安長神左衛門・谷川久允、
そのほか中間八人も命を落とした。
石見の国へと福屋が戻ってきたとわかると、森脇一郎右衛門が立花表を立って石見に向かい、
三ツ子山に入って立て籠もった。

こうしたところへ、福屋隆包は国人たちを篭絡するために、
新蔵主という僧に回文を持たせてひそかに国中を回らせていたが、
森脇はこの僧を見つけ出してすぐに捕らえると首を刎ね、獄門にかけた。
こうして立花表の兵数が減ってくると、米原が残し置いていった人質の者が、
前から言い含められていたのか、「山下の風呂に入ってくる」と言って豊後勢の中に走って逃げ込んだ。
これで米原が敵になったことがわかり、吉川・小早川の両将は、
「出雲・伯耆の侍たちは尼子に与しているかもしれない」と、一時も安心できなかった。

立花表の味方の人数が減っていくこともあり、一刻も早く立花の城を攻め落とさなくてはならないと、
息も継がせずに攻め近づいた。
一気に乗り破らんとする勢いを見て、城中がこれ異常ないほどに困っていると、
「城を明け渡せば一命を助けよう」と伝えられる。
立花・田北をはじめ、人々は命が助かるのを手を合わせて喜んで、早速城を明け渡した。
中国勢はすぐに城へと兵を入れ、城中にいた者たちは、残らず敵陣へと送り返した。


以上、テキトー訳。

いやまあ「前から後ろから」に反応しましたよね通常運転。
ちょっと脳内洗浄してきますでごわす ((((((´・ω・)

今回ピクリと反応したのは、米原の人質が「山下の風呂に行く」というくだりだぁね。
自由だな! てゆーか戦場で風呂???
まあお寺さんとかには風呂の施設もあったらしいけど、
なんか戦場に集まる商人だの遊女だのの営業っぽい雰囲気もそこはかとなく……
ていうか元春や隆景クラスの大将は、陣屋で風呂とかどうしてたんだろうねーと考えてしまったwww
普通に考えて、水浴びで済ますか、物資が十分にあれば、たまに湯を沸かして浴びてたのかな。
寺に陣屋を構えるのも普通だったようだし。
入浴中に攻め込まれたら……ゴクリッ
あ、大友さん、ちょっとがんばっちゃってもらえますか!?
え? そういう場合でもまずは先陣の人たちが対処する? デスヨネー(´・ω・`)

とりあえず今回で立花城が落ちたということで。
次章は、天野が籠もる月山冨田城が危機に瀕するようですぞ☆
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