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2012-09-11

元春・鹿介の駆け引き

今日はついついブラウザゲームに白熱してしまったので、短い章を一章きりでござんす。

だいたいの流れ:
元就が亡くなり、弔い合戦と称して経悟院を攻めると発表した元春だったが、
いきなり進路を変えて、鹿介の籠もる末石を取り囲み、鹿介を生け捕った。
元春はそのまま鹿介の首を刎ねるつもりであったが、
宍戸隆家・口羽通良が味方に引き入れるようにしきりに主張するので、
鹿介の身柄は一旦、宍戸・口羽に預け置かれた。


鹿介愁訴のこと、並びに八橋の城を明け渡すこと

山中鹿介幸盛は、宍戸安芸守隆家・口羽刑部大輔通良を通じて元春様へとこう伝えてきた。
「今回私の一命を助けてくださったのは実にありがたいことです。
一生涯忘れることはありません。
しかしだからといって、今すぐにそのご厚恩に報いようとして、
つい昨日まで主君と仰いでいた勝久に向かって弓を引き、矢を放つというのは八逆の大罪、
畜類にも劣る振る舞いです。ですからこれだけは御免蒙りたい。
五百人扶持をいただけるなら、さまざまな牢人たちを集めて伊予の国に攻め渡り、
そこから長曽我部の領国土佐にに攻め入って、切り取れるだけ切り取って毛利家の領国にいたしましょう」
元春はこれを了承することはなかった。

すると鹿介はまた「四国は中国からそれほど離れていないから、
私に隔心があって、首を縦に振ってくださらないのでしょうか。
それなら千人扶持をいただけたなら、九州に罷り渡って国を切り取ってまいりましょう」
と望んだけれども、元春はこれも許さなかった。

鹿介は「さては深く疑っていらっしゃるのだろう」と思ったのか、
「私が降伏してきたのですから、あちこちの城を明け渡すのがよろしいでしょう。
まずは当国の八橋の城をお渡ししましょう」と、
宍戸・口羽の勢三百余騎に鹿介の郎党、日野又六という者を添えて、
八橋の城に「明け渡すように」と言い送った。

その城には福山次郎左衛門がもともと籠もっていたのだが、
横道権允も先日稲石に攻め寄せ、鉄砲で足の親指から踵まで撃ち抜かれてしまったので、
その養生をするためにこの城に籠もっていた。
この者たちは鹿介の伝達を聞くと、
「鹿介め、なんとおかしなことを言うのか。
味方であったならその下知にも従うが、自分の命惜しさに義理をも法をもかなぐり捨てて、
人に嘲笑われるのも気にせずに、兜を脱いで敵に降り、
諸人に顔をさらすのを恥ずかしいとも思っていないようだ。
何の面目があって、我らに城を渡せなどと言ってこれたのだろう。
敵になっても昔のような思いやりを持てるとでも思っているのか」と、
散々に鉄砲を撃ちかけて追い返した。

そうは言っても、なかなか八橋の城を持ちこたえることはできそうになく、
南条入道が扱いを入れると、福山・横道は城を明け渡して新山へと入っていった(元亀二年八月二十日)。


以上、テキトー訳。

鹿ーーーー!
もっともらしいことを言いながら、兵を手にしようとは憎いやつ!
このやりとり、駆け引きめいててなかなかスリリングだね。
このとき鹿介に兵を預けてたらどうなったのかな。
九州や四国に行くふりをして、勝久のもとに戻るつもりだったのか、
もしくは吉田を攻めるつもりだったのか……いや、千や五百じゃ吉田攻めは難しいか。

今回気になったのは、横道権允さんの怪我だよ。
鉄砲で足撃たれたのか。かわいそうに。
親指から踵まで貫通……すごく、痛そうです><
こういう怪我人がどうやってまた戦場に戻っていくのかってのも気になるなぁ。

さて、次章も鹿ちゃんの動向に注目だ!
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