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2012-10-30

浦と牛尾の大活躍

だいたいの流れ:
毛利・織田が全面戦争に突入し、織田の調略に浦(乃美)兵部宗勝の息子がなびいたものの、
隆景に露見して、寝返りは失敗に終わった。
という流れとはまぁあんまり関係なく、今回は局地戦のお話を2本続けて!
時期的には織田とごたごたしそうなころ、ということで。


讃岐の国元吉表合戦のこと

天正五年、讃岐の国の元吉に香川義景という者がいて、隆景の傘下として無二の忠勤に励んでいた。
そこに、土佐の長曽我部元親あ、長尾・ハイカツの二人を大将として、讃岐の国人衆をとりまとめ、
三千ほどでこれを取囲んだ。義景は何度か戦利を得たものの、
讃岐・土佐の二ヶ国を敵に回しては最終的にかなわないと思ったので、隆景へと急ぎ救援を頼んだ。
小早川隆景はすぐに弟の穂田治部少輔元清を大将として、八千余騎を讃岐へと渡し、元吉へ後詰をした。

同閏七月二十日、先陣として浦兵部丞・井上又右衛門尉、
そのほかの小早川勢が二千ばかりで打って出たが、長尾・ハイカツもこれに渡り合って戦った。
浦・井上が采配を取って下知をし、末近助兵衛尉・山田平右衛門・志道藤右衛門尉・
村上刑部・深野平左衛門・弘中藤右衛門などが鑓を合わせて比類のない活躍をした。
浦・井上たちが強く進むので、敵は引き退いた。
その後讃岐勢はかなわないと思ったのか、陣を払って兵を引き揚げたので、元清は安芸の国へ帰陣した。

浦兵部丞はそこから船で漕ぎ上ると、播磨の浦々へと上陸して放火し、高砂に上陸しようとした。
ここには黒田官兵衛尉がいて、要所に軍兵を籠め置いていたので、
浦は岸の際まで攻め寄せて足軽をけしかけた。
すると城中からも突いて出てきて散々に戦い、浦の郎党の白井弥次郎・中間の弥左衛門などが討ち死にした。

浦は一戦してさっと引くと船に乗ろうとした。
すると、黒田官兵衛尉が二千ほどで打って出てそれを待ち構えていた。
宗勝はこれを見て、「黒田自身が打って出てきたぞ。
ここは十死一生の合戦をしなくては勝利を得られまい」と少し高いところに馬のまま上り、
死を一途に思い定めて、なんでもないようなふりをしていた。

黒田は「敵は思い切り戦って死のうというつもりのようだ。
窮鼠猫を咬むという言葉もある。こういう武者には取り合わぬものだ」と、すぐに兵を引いた。
浦も危うく命を拾って、船に乗ると芸州へと漕ぎ下っていった。


因幡の国楢尾駒次夜討ちのこと

因幡の国の若桜鬼カ城には、鹿介が明け退いて(天正四年夏)からは牛尾大蔵左衛門が籠め置かれていたが、
同国の楢尾駒次の一揆勢が牛尾に背いたので、これをどうにか退治したいところだった。
しかし一揆勢は大勢で、味方は少勢である。

むなしく怒りを押し殺してやり過ごしていたが、天正五年十一月十三日に、大雪が降って非常に寒くなった。
「これこそ待ち望んだ時節だ。夜討ちを仕掛けよう」ということになり、
熟練の兵二百人ほどで出発した。
こうした寒い日の戦には、青州従事(美酒)の力を借りなければ乗り切れないと、
上戸には温めた酒をしたたかに呑ませ、下戸には餅や食事を腹いっぱいに食わせて、
夜半ごろに大雪を掻き分けて、楢尾駒次との境に押し寄せた。

一揆勢は、こんな大雪の日に敵が攻めてくるとは夢にも思っていなかったので、帯を解いて寝入っていた。
そこへ牛尾の勢が鬨をドッとあげて攻め込んでいくと、一揆勢は「これは何事だ」と慌てふためき、
親を呼び子を抱いて彷徨い歩く。
それをあちこちで切り伏せ、突き伏せしていくと、
一揆の大将の諸辺入道という者をはじめとして三百余人を討ち取った。
雪の中へ追い出されて凍死した女子供も多くいたという。

この勢いに臆した近郷の一揆勢は、皆牛尾の手に属した。
味方は一人も討ち死にしなかったが、あまりに寒かったので、
牛尾の同朋衆である友阿弥をはじめとして、下戸が十三人凍死した。
たまたま生き残った者も手が固まり足がすくんで、敵に太刀を振ることができなかった。

酒は寒風を身から三寸遠ざけるものだからか、上戸は風が顔を撫でても寒さを感じずに、
思うさま活躍して数知れないほど敵を討った。
こうなると、「上戸も時と場合によっては役立つものである。
酒を愛飲する輩を馬鹿にするなよ」と、勢いに乗って猛々しく叫びまわった。
また、城に帰ってからも、寒風を忘れるためだといって、さらに酒を飲んだそうだ。


以上、テキトー訳。

ふぅ……宗勝と黒官が対峙してたのか。知らなんだ。
ていうかなんで宗勝はわざわざ播磨まで嫌がらせに行ったの?
やっぱり織田を牽制するためとかなんだろうか。
このへんの黒田とか小寺の動きをあんまり把握してないんだよな。
ちょっとおさらいしなきゃ。

山陰方面は牛尾さんががんばってるな。相手は一揆勢……
だから当然、女子供もたくさんいるわけで、このあたりがたくさん死んでるとなると、
あんまりいい気持ちはしない。
でも戦争だしね。
一揆勢に加わってる時点で、女子供も非戦闘員じゃないんだろうなーなどと思ったり。
戦闘員/非戦闘員て区別がナンセンスなのかもしれないね。

しかし酒呑みw 酒はいいよな、あくまでも過ごさなければの話だがw
あぁ、私も燗酒が恋しくなってきた……
冬になるとお燗がおいしいよね♪

もうちょっとだけ小競り合いの描写が続き、その後いよいよ上月城の攻防に突入する予定だよ!

私事ながら、お世話になっている方のご親族が亡くなられて、
ちょっとだけバタバタすることになるので、更新が滞るかもしれません><
広家の誕生日を目前にしてこの展開orz
まあしょうがねえやな。
故人のご冥福を祈りつつ、遺されたご家族の役に少しでも立てるようにがんばってくるよ!
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