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2012-04-03

雑賀・根来VS秀吉

集中して本読める状況にないので、未読部分を穴埋め的に読んでいくよ!
だいたいあんまり興味がない部分だけど、これを機にいろいろ興味が持てるといいな。

今回は、毛利・秀吉の講和後、秀吉のところに人質として残っていた秀包が参陣したという、
雑賀・根来衆との戦い。
長い章ではないけれど、読める時間的余裕が少ないので途切れ途切れになります。

この前の章はコチラから7回に分けて読んでいます。


雑賀並びに根来寺合戦のこと(上)

毛利藤四郎秀包より、秀吉公が紀州雑賀・根来両所の敵を無事討ち果たしたと報告があった。
その様子を訊ね聞いたところ、紀州雑賀の一揆勢二万余騎が、
岸の和田の城にいた中村孫平次を攻め落とそうと攻めてきたそうだ。
その一揆の主力は大体が鈴木一党であった。
これは熊野権現の臣下、鈴木何某という者の子孫である。
源義経の家来、鈴木三郎重家の子孫でもあり、池ノ内も同じ一家だそうだ。

さて一揆勢が岸の和田に押し寄せると、中村孫平次は足軽衆を出して散々に撃ち掛け、
敵が少しひるんだ隙を突いてまっすぐに突いて出て、一揆の先陣の者たちとぶつかり大いに攻め戦った。
寄せ手は大勢、中村は小勢のうえ、鈴木源左衛門・鈴木孫市・天井浜・土橋などが我先にと進むので、
ついに戦いに利を失って城中に引き返す。
寄せ手は勝ちに乗って、逃げていく兵の跡を追って城に攻め入り、
たちまち外構の柵を押し破ってあちこちに放火し、そのまま乗っ取ろうとしたけれども、
中村は勇士なので身命を惜しまず防戦し、馬を二、三十頭追い放ったので、
寄せ手はこれに足止めされ、備えが乱れて進めなくなった。

こうしているうちに日が暮れた。
一揆勢は、「城を乗り破ることは簡単にできる。
夜になってしまえば敵を討ちもらし、または暗闇に紛れて味方を討ってしまうこともあるかもしれない。
明日の朝攻め破ろう」と、兵を引き上げていった。
その間に、岸の和田の城が難局に直面しているとの報が秀吉公に次々ともたらされた。
秀吉公は、その夜のうちに数万騎を率いて岸の和田の城に入っていった。

その夜も仄々と明けていくと、一揆勢は予定通りこの城を攻め破ろうと、
鈴木の一党の土橋・山内・西口・高柳・原・天井浜・平井・的場・佐武・高松・打越・津屋・高仏・
和歌、そのほか根来衆の杉本房・岩室房、紀州那賀郡の者たち、総勢二万余騎で押し寄せてくる。
先人の勢には山内三郎太夫・高松監物・西口平内太夫・原平馬・天井浜主計などが一番に攻め懸けてくると、
城の気配が何か変わっていると気がついた。

城では見慣れない武者が一人矢倉に上がり、采配を取って戦の下知を行っていて、普通の者には見えなかった。
けれども寄せ手はただ逸るばかりで、時機を逸せず攻め破ってやろうと、後陣からどんどん押し進んでくる。
先陣が我先にと進む中で、山口三郎太夫はこう言った。
「あの矢倉に上って軍に下知をしている兵は、これまであまり見たことがない。
この武者が戦の指示をしている様子は、孫呉の再来とも言うべき有様だ。
もう少し敵の様子を見合わせようではないか」
山口がこうして少し足を緩めていると、中村孫平次が三千ほどの手勢で門を破って繰り出してきた。
寄せ手は敵が出てくると見るや否や、自分が渡り合ってやろうと進み出す。
雑賀の者たちが駆け集って散々に攻めていると、また城中から大勢が打って出て、
根来寺の主力が五千ほど控えている真ん中へ無二に突きかかっていく。
根来衆は身命を押しまず防戦して、敵味方ともに一歩も退かなかったので、死人が累々と重なっていった。
少しばかり怪我を負った者たちは、岡治兵衛尉をはじめとして、多数の死人に紛れていて、
戦がひと段落した夜になって這い出し、味方の陣に帰った者も多数いた。

城中からまた後陣に続いて大勢の兵が打って出たので、雑賀や那賀郡の者たちはひとかたまりになり、
ここを最後と戦い抜いた。

攻めるのは紀州一揆勢、命知らずの荒くれ者たちである。
一方、防ぐは諸将に武威優れたる、六十余衆を掌握する大勇将である。
斬っても突いてもひるまずに、主が討たれたところで郎党はそれを顧みず、
父が討たれようとも子は助けず、ただ一足でも敵の方へ進もうと勇み、
後ろが何をしているとも、誰が敵か味方かも気にせずに、
向かってくる顔を見れば「これが敵だ」と思い、後口の方角を見ては先に進んだ味方だと思うばかりで、
黒煙を立て火花を散らして戦った。
しかしついに優劣つかず、二つの鏡が相対したような状況で、互いに左右へと退いていった。


以上、テキトー訳。続く。

本当は一度で読みきってしまいたい量なんだけど、今はこれが精一杯(byルパンザサンド)。
雑賀衆には今のところ、これといって思い入れがないので、
なんとなく流し読んでます。
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