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2012-08-26

毛利、尼子それぞれの喜び

お祭りから無事生還しました。
棒に押し当ててた肩が腫れてるけど是非もナス。
たぶんものすごく日に焼けたけど、楽しかったから後悔はない。
あのテンションなら私も合戦できそうな気がしてきた。

さて陰徳記。
だいたいの流れ:
毛利主力陣と尼子再興軍が布部で激突、初の総大将を務める輝元のもと、
犠牲は多く出しながらも快勝を得た毛利軍であった。

今回は短い章が連続してたので2章まとめるよ!


末次の土居を明け退くこと

さて、尼子勢は皆末次まで逃げ集まってきて、誰が討たれたのかを調べていた。
真木・横道・隠岐、そのほか誰々といっているうちに、
「鹿介も討たれてしまったのだろうか。まだ姿が見えない」と言い出すと、
皆大きなため息をついて、勝久をはじめとして
「鹿介が討たれてしまったら、尼子家の再興はできなくなるだろう。
どうしよう」と、ただ呆然としていた。

しかし山中鹿介は夜半になってから帰りつき、すぐに使者を放って
「武士は言うまでもなく、町人などもすべて打ち出で、末次の土居を守備せよ」と触れまわる。
すると勝久を筆頭に、「さては鹿介は死んでいなかったのだな」と大いに喜んで、
皆走り出てきて、手に手をとって、
まるで浦島太郎が故郷に帰り、七代末の孫に会ったかのように喜び合った。

すぐに末次の土居に塀をつけ、あちこちに柵を作らせ、
落とし穴を掘り、橋を引いて敵を待ちかけた。
翌十五日、尼子左衛門尉勝久は、昨日の布部での合戦の手柄の軽重を調べ上げ、論功行賞を行った。
まず横道源介には兼光の刀、その弟の権允には同作の脇差、森脇東市正には鹿毛の馬が与えられた。
この間、輝元様・元春父子・隆景は、月山冨田城に入城して、数日間兵を休ませていた。

そして末次にいる勝久を討伐するために、同二十四日、
元春・元長・経言は、七千余騎で末次の隣の山上に打ち上がった。
尼子勢は鹿介をはじめとして、
「元春父子がこの川を隔てて合戦しようとしたら、橋は外してあるのだから川を渡るしかない。
水の流れも早いし、人馬ともに苦労して渡っているところに切りかかって、
半分ほどの兵を皆討ち取り、川の中に追い入れて、川底の水くずにしてやろう」と待ちかけていた。

元春父子は、敵が橋を外したとわかると、その夜は緒陣に終夜篝火を焚かせ、
まるで陣中にいるかのように装っておき、密かに夜中のうちに島根に回りこんで、
洗合口から攻め寄せたので、鹿介の思惑は外れてしまって、勝久とともに新山へと逃れていった。

昔韓信が魏の国を攻めようとして、膾晋という渡しに船をそろえ、
そこを渡ろうとしているように敵に思い込ませておいたので、
魏の兵は皆膾晋を防衛しようと待っていたのに、
韓信は密かに夏陽に回って筏に乗り、魏の都に攻め入った。
この韓信の勝利も、今の元春のやり方と同じだろう。


元就朝臣、敵味方の噂のこと

芸陽の吉田の城では、上も下も「出雲表の合戦はどうなったのだろうか」と心配していた。
福原広俊をはじめとして、重臣たちは皆元就様の御前に行くと、
「出雲表の合戦の報告を聞きたいものです」と言った。

元就様は、「味方の勝利は疑いないので、それほど心もとないとも思わない。
まず、敵の大将の勝久は、輝元に比べたら及びもつかない。
それに元春・元長・隆景を加えた四人が味方なのだから、
敵の将と引き比べても、是非を論ずるまでもない。

敵の侍大将の山中・立原・秋上は、味方の宍戸・杉原・熊谷に及ばず、
敵の森脇・横道・牛尾は味方の山内・平賀・三吉にかなわない。
松田・熊野・米原・吉田・福山は、三沢・三刀屋・宍道・佐波・益田・小笠原・木梨・楢崎に及ばず、
そのほか譜代の侍、福原・桂・志道・口羽などには対抗できる敵がない。

将といい、士卒といい、一つとして負ける道理がない。
そのうち合戦に勝利したとの報告が来るだろう」と言った。

果たして布部表で勝利したと知らせが着くと、
「実に元就様の仰っていた道理の話は、割符を合わせたかのようだ」と思われた。
元就様も、輝元さまが総大将として初めて出馬した合戦に大勝利を得たので、一方ならず喜んだという。


以上、テキトー訳。

「鹿介が生きてたー!」って喜ぶ勝久様可愛いなオイ。
合戦には負けたのに。鹿介が生きてただけで喜ぶとか、尼子勢可愛い。
負けてもちゃんと論功行賞やる勝久様まじイケメン><

そして元春のテクニカルな追い討ち。鮮やか。
「もうやめて! 尼子勢のライフはゼロよ!」とか言いたくなるけど、
悲しいけどこれ、戦争なのよねってことですよねそうですよね。
ちゃんと逃げ出せるだけ素晴らしいと思うんだ、尼子勢。

あと吉田の爺さまも可愛いな。
「べ、べつに孫と息子たちのこと心配なんかしてないんだからねッ!
あんな敵、勝って当たり前なんだから!」などと言いつつ、
いざ勝利の報告が入ると大喜びすんのな。じんわり可愛い。

さて、可愛い話が続いたところで、次章からまた合戦の気配。
軍記物だからね。合戦がメインだよね。
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