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2012-09-13

盛重「こォの……バカチンがーーーーッ!!!」

昨日は毎度お騒がせの首が疼いてたよー_ノ乙(.ン、)_
頭起こすのが苦痛だった……加齢っていやぁねw

今日はまじめに陰徳記、だいたいの流れ:
元就が鬼籍に入り、最期を看取れなかった元春は、弔いのために経悟院を攻めると号令する。
しかし途中で取って返し、山中鹿介の籠もる末石の城に攻め寄せた。
鹿介は油断していたのでなすすべなく、毛利勢に降伏する。
鹿介の首を刎ねろと命じる元春に、「助けておいて味方に引き入れるべきだ」と主張する宍戸・口羽。
鹿介の身柄は、一旦両者に預け置かれることとなった。


山中鹿介逐電のこと

杉原播磨森盛重はそのころ、病に臥していて末石の城攻めには参加していなかったが、
使者を送って元春様にこう伝えてきた。
「山中鹿助が今回降参してきたのは、絶対に心から服従を誓ったからではありません。
ただ一旦命を永らえるための策略でしょう。
きっとどうにかして隙をうかがって逃げ出そうとするでしょうから、どうかお心を許されませんよう。
もし鹿介が逃げたら、私があちこちの道や辻に人を出して絡め捕りましょう」

そして盛重はすぐ三柳あたりに、忍びに慣れた兵たちを選んで隠れて待たせていたところ、
鹿介の方から新山にいる勝久に遣わされた飛脚を、あっという間に捕らえて、
書状とともに元春様へ送ってきた。
元春は「盛重が言い送ってきた内容は、私の考えと合致している。たしかにそうだろう」と、
すぐに鹿介から勝久への書状を見た。

それには「末石の城を不意に取り囲まれて防ぎきれず、落城してしまいました。
一旦命をつないで、再度敵を滅ぼすために、偽って降人に罷り出ました。
なんとか警護の武士の隙をうかがい、走り抜けて新山へと参りますので、
それまではお心を強く持たれ、新山を堅固に守備して時節を待ってください。
もし兵数が少なくて新山に籠城しきれないとお思いになったら、隠岐の国に渡ってください。
私も後から馳せ参じます」と書いてあった。

元春はこの書状を隆家・通良へと送ったが、この二人は負けず嫌いだからなのか、
「杉原と鹿介とは、敵味方としてもきわめて仲が悪い。きっとこれは盛重の偽の書状でしょう」
と軽んじていた。

鹿介は、どうにかして人の目を盗んで抜け出そうと思っていたが、
ある夜、ひどい赤痢にかかったといって頻繁に厠に行った。
宵の口から鳥が鳴くころまで、百七、八十度にも及んだので
警護の武士たちもはじめこそ注意して見ていたのだが、後のほうには油断していた。
鹿介は「隙ができたぞ」と思って、厠の樋を潜り抜けた。
そのまま大山の麓を通り、美作の国へと逃げていった。

警護の者たちが「鹿介がいつもより長時間厠に籠もっている。怪しいな」と言うと、
医学知識をかじっていた者が「赤痢というのは、後重ねといってよくあることだ。
長くかかっても仕方ない」と言ったので、
警護の者たちも「そういうこともあるのだな」と言って鹿介が戻ってくるのを待った。
しかし一向に厠から出てこないので、「もしかしたら気を失って厠で倒れているかもしれない」と、
紙燭に火をともして見に行くと、鹿はさておき鼠の姿すら見当たらなかった。

「これはどうしたことだ」と驚いて、「鹿介が逐電したぞ」と言うや否や、
「道々辻々に人を出して捕らえろ」などと呼びまわり、我も我もと探索に出かけた。
馬に鞭を撃って追いかける者や、馬に乗るまでの時間さえもどかしくて息が切れるほどに走った者もいた。
しかし鹿介はすでにはるか遠くまでにげのびていた。
実に賊が過ぎ去った後に弓を張っても遅く、とても間に合うものではなく、結局捕らえられなかった。

鹿介の郎党の日野何某は大いに太っていたので、早く走ることができなくて、
大山の山に入ると木の陰に隠れて様子をうかがっていた。
鹿介と追手はわずか十町ほど離れていただけだったが、鹿介が足早に走り逃げていった。
日野はその後、鹿介が美作に入ったと聞いて、後から忍んで追っていった。

杉原盛重はこれを聞いて、「だから私が、鹿介は隙を見て逃げ出すぞと言ったではないか。
それなのに宍戸・口羽の不喞留(ふしつる)漢(愚か者、ばか者)どもめが、
しっかり留めておかなかったのか」と、大暴れして激怒し、頭を掻き眉をしかめていた。
やがて例の書状と飛脚を宍戸・口羽の陣に引かせると、
二人の人たちはこれを無視していたので返す言葉もなく、恥ずかしそうにしていた。
盛重は「とにかく飛脚を殺してください」と言ったが、
宍戸・口羽は「首を刎ねても仕方ない」と、路銀を渡して追い払ってしまった。

元春は「こうなったら新山に攻め寄せて勝久を退治しよう」と、
宍戸安芸守隆家・口羽刑部大輔通良・杉原播磨守・南条入道・三沢・三刀屋をはじめとして
七千余騎で新山へと急いだ。
勝久は持ちこたえることができずに、同八月二十一日、新山を明け退いて簾岳というところへ落ち延びた。
元春がそこにも続けて押し寄せると、勝久は加賀の浦の桂島へと船で逃げる。
児玉内蔵太夫が数百艘の兵船で追いかけるとここにも留まることができずに、隠岐の国へと渡っていった。

これでこの国では敵城が一つ残らず落ちたので、人々は毛利に属すほか道はなかった。
元春様は「これは杵築(出雲大社)・神魂の神助のおかげだ」と言って、
同二十七日、杵築大明神には鹿毛の馬に金覆輪の鞍を置いて寄進し、
神魂には葦毛の馬に同様の鞍を置いて奉納した。


以上、テキトー訳。

盛重さんいいキャラだなぁ(*´∇`*) さらに好きになってきたw
犯罪人を召抱えておきながら殺そうとしたりするしなぁ。
忍者もいっぱい召抱えてるし。
あー……杉原家おもろいーーー!!!

そんなわけで、ようやく鹿ちゃんが脱出成功したね!
「まさか便所で倒れてるんじゃないか」なんて心配しちゃう
宍戸・口羽の警護の皆さんやっさすぃ~~~!
便所からの脱出って、やっぱ下水道みたいな中を通るのかな?
このころの「樋」ってのがしっかりとつかめない。
これまでもよく出てきた「架け出しの雪隠」てやつならば、
密通や襲撃の経路によく選ばれてるから、人の出入りはけっこう簡単なんだろうな。
ともあれ、また鹿ちゃんが活躍してくれるのを待とう!

今回お勉強になったのは、「不喞留漢」って罵り言葉だな。
けっこう罵倒のバリエーションが豊富だったんだね。
担板漢、風癲漢、そして不喞留漢。今でも残ってるのは風癲漢あたりかな。

次章は元春が信玄・謙信に使者を遣わすようだ。
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