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2012-09-14

佐々木の大冒険

同僚が宮島旅行のついでに岩国に行ってきたらしい……いいなぁ((└(:D」┌)┘))
私も来年は旅行するんだ!
今年はお金を資料につぎ込んでるけど、来年こそは!
でも来年も資料収集欲が衰える気がしないお(´;ω;`)

さて陰徳記、だいたいの流れ:
尼子再興軍の殲滅に時間がかかっているうちに元就が亡くなり、
その弔い合戦で山中鹿介を生け捕ったものの、身柄を警護していた宍戸・口羽は隙を突かれてしまい、
鹿介はまんまと逃げおおせた。
元春は新山の勝久を攻めたが、勝久も隠岐へと落ち延びた。


武田・上杉、元春より使いのこと

翌けて元亀三年、二月の半ばも過ぎ、峰の雪汀の氷も溶けると、
もう北国へも往来しやすいだろうと、元春様は佐々木源兵衛尉を呼び寄せた。
「お前を甲陽の武田大膳太夫入道信玄、北越の上杉喜平次入道謙信へ遣わそうと思う。
去年・一昨年の間に、信玄からは仏道修行の僧侶に扮した者が、
また謙信からは六十六部回国聖の格好をした者が、元就や隆景、それに私にも使者として遣わされてきた。
元就からも、関東・北国へと侍を差し下されるだろうと思っていたが、
老いと病が御身を侵してしまったので、そのまま打ち過ぎてしまっているうちに、
ついにお亡くなりになってしまった。だからこれは中止されていたのだ。
これからお前を両家へと遣わすので、武田・上杉の軍事の様子もよくうかがってこい」
元春はこう命じた。

佐々木はかしこまって元春の御前を退出した。
畿内・東海道には信長があちこちに関所を設けており、たやすく人を通さなかったので、
佐々木は泉州の堺というところにいる宗質という者を頼って、そこまで上っていった。
すると政庁がそれを聞きつけて、
「宗質は中国に肩入れしている者だ。
だから、誰ともわからぬ者が忍びやかに訪ねてきたのは、
四国・中国・鎮西から回文などを持ってきた使者だろう。
これは怪しい」と、宗質を問い詰めてきた。

宗質は佐々木を隠すことができなくなったので、
もともと四国の牢人であった宥西という者を紹介した。
この者は、今は実を養うために商売をしているとはいえ、元来は武士だったので、
その心栄えは普通の町人とは違って、とても頼りがいがあって世話焼きである。
宗質が宥西に頼み込んで、「この人をかくまってくれ」と言うと、
宥西は快く請負って、すぐに源兵衛尉を塗込めの蔵に入れた。

宥西は「もしこのことがばれてしまって敵があなたを探そうと蔵の前に来たならば、
そのとき内側から切って出てください。
私もまた後ろから切り回り、思い切り戦って討ち死にしましょう」と言った。
けれども佐々木の運が強かったのか、まったく人に気付かれることがなかったので、
ここにしばらく隠れていた。
その後、ほとぼりが冷めると、宥西は自分と同じように腕の立つ家人を添えて、三里ほど道を送ってくれた。

佐々木はかねてから山伏に扮装しようと思っていたので、
宿出の貝・宿借の貝・朝暮の勤行などを習得して、
頭巾を頭に巻き、笈を肩にかけて、名は「快尊坊」と名乗った。
その姿で泉州境を出ると、朝暮の勤めもきっちり行ったので、
誰かに怪しまれることはまったくなかった。
そして無事に甲州に到着した。

佐々木が「元春からの使いで来た」と案内を請うと、
信玄はすぐに山県三郎兵衛尉(昌景)を奏者として対面し、盃を振舞った。
また信玄は、自分の腰にさしていたテンコゾリの脇差も与えた。

佐々木はそれから越後へと赴き、謙信は河田豊前守(長親)を奏者として対面した。
折りしも観経していたときだったが、すぐに壇上から出会ってくれた。
謙信は何を考えていたのか、山伏のいでたちで大きな禅門の頭巾を篠懸けにし、
両の腰のものを掲げて立ち出でた。
その様子は、音に聞こえた大峯の五鬼か、葛城高間の大天狗天狗かとも思えて、
見るだけでも身の毛のよだつ思いがしたという。
その後謙信は二尺七寸ほどある青江の刀を佐々木に与えた。
そして佐々木は別れを告げて芸陽へと帰ってきた。


以上、テキトー訳。

謙信はね……きっと酔ってたんだよ!
でもこの人の場合は酔ってるのがデフォルトっぽいから、むしろこのときは醒めてたのかなw
こういう風に言い伝えられてきたってことは、謙信はだいぶインパクトがあったんだろうね。
山伏装束に禅宗の袈裟かwww
ていうか元長ももし若死にしなかったら、こんな感じになってたように思うわwwwww

それにしても佐々木さん、どうせならもっとスリリングな大冒険をかましてくれればいいのに、
遠慮してつつがなく用を果たしやがって。
さすが元春の見込んだ男!と言いたいが、やっぱりちょっと面白みがないよねw

そんでもって信玄や謙信といったいどんな話しをして何を見てきたのか、
まったく書かれてないじゃない!と思ったら、
どうやら次の章でそれが語られているようだ……
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