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2012-11-13

うっかり雅楽允☆

だいぶ長いこと滞ってしまったけど、
おかげさまで毛利ナイト、大盛況で終了できました!
段取り悪くて申し訳なかったけど、皆さんが盛り上げてくださったおかげですん!!!
相談に乗っていただいてなおかつ記念品をデザインして提供してくださったT様、および
はるばる西国からお越しの上に、ずっと裏方でお手伝いしてくださったA様には
感謝してもしきれない……(*´∇`*)すき。
あと快くお店を提供してくださった東京のおっかさん&おとっつぁんにも感謝感激雨霰!
オフ会の模様も、ゆっくりできるときに報告したいと思います。
次の休日あたりにがんばるんば。

そんなわけで陰徳記。
だいたいの流れ:
織田方の尼子勢が籠もる上月城を取り巻いた吉川・小早川。
そして後詰に駆けつけてきた秀吉がいよいよ対陣!


杉原の手の者の忍び討ち、ならびに後詰勢が馳せ加わること

杉原播磨守は敵の陣を見渡しながら立っていた。
忍びの者たちを呼び寄せ、「おまえたちのことは、こういうときに忍討ちさせるためにこそ、
これまで他人の蔵を穿ち壁を破って盗みをしていたのも、少々は見逃してきたのだ。
秀吉の堅陣へと忍び入って、敵の用心のほどを確かめて参れ」と命じた。
「かしこまりました」と、徳岡久兵衛尉・佐田彦四郎・弟の神五郎・その弟の小鼠・
別所・三次兵衛尉・弟の雅楽允・安原神次郎・菊池肥前守など二十余人が、
五月初旬に高倉山の敵陣に忍び込んでいった。

そして思うままに紛れ込むと、一番に徳岡久兵衛尉が、
篝火の番をしながら居眠りをしている者一人の首を切って落とした。
その隙に残りの者たちはすぐそばの陣屋へと忍び入って、手に手に首を打った。
そのなかでも別所雅楽允は、帯びていた刀の丈が長く、そのうえ鍔も大きかったので、
つっかえたのか、首を落とそうとしてもなかなか落とせない。
こうしたところに勘のいい上方勢が気付き、敵が忍び込んできたのを聞きつけて、
「忍びが討ち入ってきたぞ」と叫んだかと思うと、我先に渡り合おうと集まってくる。

この気配を感じて、残りの二十余人の者たちは皆尾崎へと引き揚げたが、
耳を澄ましていると、別所がまだ首を切り落とそうとしている音が聞こえた。
佐田彦四郎は、「別所よ、鍔がつかえて切れないようだぞ。宙に浮かして切れ」と、
対面の山から声をかける。

別所はもっともだと思い、首を持ち上げて見事押し切った。
そこで別所は「杉原の郎党、別所雅楽允、この陣の真ん中で忍び討ちに敵を討って帰るぞ。
畿内並びに美濃・近江あたりの弱敵と同じようなものだと思われたなら不覚であったな」と
大音声を張り上げて叫ぶと、走り帰っていった。
敵は「あの男を逃すな」と追いかけてきたけれども、辺りは暗い上に不案内な場所である。
どうにもできずに、すぐに引き揚げていった。

その後、高倉山の陣には捨篝火や本篝火が隙間なく焚き続けられ、
まるで昼日中のように明るくなったけれども、
杉原の手の者たちは何度もそこに忍び込んで敵を討ち取った。
さすがに精鋭の上方勢であっても、安心して過ごせる夜はなかった。

信長は、「私自身もやがて上月表へと打って出て、
吉川・小早川をたちどころに討ち果たして見せるぞ。まずは秀吉に協力するように」と下知した。
「かしこまりました」と言って打ち立った人々は、
惟任日向守・筒井順慶・武藤弥兵衛尉・滝川将監などがいた。
四月二十八・九日のうちに出発して、五月の初旬には皆上月表へと着陣したので、
高倉山の勢は八万余騎に膨れ上がった。

その後に続いて出発した人々は、信長卿の次男の北畠信雄・三男の神部三七・織田上野介・
長岡兵部太輔・蜂屋兵庫・氏家左京亮・伊賀伊賀守・稲葉伊予守・佐久間左衛門尉などで、
一日二日遅れで、我も吾もと馳せ下っていく。
同五月七日には、中将信忠様・惟住五郎左衛門が三万余騎で出発した。
こうして信忠兄弟三人は摂津で信長卿の出張りの到来を待ち、
上月表へと下ろうとして、しばらく控えていた。
蜂屋・氏家・伊賀・稲葉・佐久間といった人々は、先立って上月へと下ってきたので、

同中旬のころには後詰の勢が日に日に数を増し、すでに十万騎を上回っていた。
この猛勢を見ては、いかに勇将の元春・隆景といえども一日と持ちこたえられまいと、
敵も味方も考えていたが、両将は少しも怯んだ様子もなく、盛んに城を攻め立てていた。


以上、テキトー訳。

杉原さんはまじで厄介な部下の使いどころを心得てるよなー。惚れる。
「大概どうしようもないやつらだから、失敗して死んでも惜しくない、
それどころか粛清の手間が省けて一石二鳥だぜ」くらいに考えてるんじゃなかろうか。
これまでの杉原さんのパターンだと。
非情なんだけど、けっこう好きなんだよな、この人。
いつか備後に杉原参りしに行きたい(*´∇`*)

あとね、別所さん……コントみたいだねw
首が切れなくて皆が退却してもまだ首切ろうとしてるとか。
佐田さんも「首は捨てて引き揚げてこい」じゃなくて「こうやって切るといいと思うよ~」とか、
そんなアドバイスしてる場合かよ! もっと早く突っ込んでやれよ!
しかし逃げ遅れたのをいいことに、きっちり存在をアピールしてくる雅楽允は策士。

そして大移動しはじめた織田勢……この動員力と、それを支える兵站の運用がすげえなぁと思う。
秀吉がそのへんのスキルをきっちり受け継いでるよね。
まあ朝鮮ではアレでしたけども。

さて次章! 元長ちゃんが吼える!?
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