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2013-01-22

久々の伯耆戦線

だいたいの流れ:
ここ最近までは、信長と本願寺勢の合戦模様をダイジェストでお送りしたよ!
とりあえず信長は何度工夫して攻めてみても、石山本願寺が落ちないので、
朝廷に働きかけて(というか脅して)、顕如上人らをやっと退去させたのだった。

さあようやく毛利領近辺、今回は伯耆のお話だ♪ヾ(。・ω・。)ノ゙


戸磨利の城合戦のこと

伯耆の国の戸磨利の城には、杉原播磨守の婿、
河口刑部少輔久氏がわずか百五十ほどで立て籠もっていたが、
もともと精鋭の勇士だったので、ややもすれば南条の兵とかけ合って追い立てていた。
元続兄弟は「いざ戸磨利の城に攻め寄せ、一夜討ちをして切り崩そう」と会議をすると、
武田源三郎を伴って、その勢三千余騎で、同(天正八年)十二月二日、河口の城へと攻め寄せてきた。

この城はそれほど険難な地ではない。
それなのに、河口は自分の勇を頼りに、わずかな勢で立て籠っていたのだった。
元続・元清らは、「河口久氏がいかに強いといっても、どれほどのことができるというのだ。
さあ乗り破ってしまえ」と下知をした。

南条の六組の組頭、山田越中守・南条備前守・一条市助・赤木兵太夫・
山田左介・同畔介などは我先にと攻め上がり、
門や櫓の下にぴったりとくっついて、一気に攻め崩そうとする。
河口が弓・鉄砲を間断なく撃ち出すと、寄せ手には死人や怪我人が数百人に及んだ。
寄せ手が浮き足立ったところに、城中から数百人が門を開けて突いて出てくる。
寄せ手は一たまりもなく、一気にさっと引いていった。

城中の兵は小勢だったのですぐに引き返したが、
そこに南条の郎党の山田佐助・豊岡左京亮・一条市助、
また武田の手勢の中原弥介・同市太夫が押し返し、敵を追って城中に入ろうとした。
しかしさすがに名高い河口刑部が、門櫓で下知をなしていたので、
「あいつの矢先に立てば、命を失うのは目に見えている」と恐怖して、
皆切岸の陰に控えていた。

中原市太夫ただ一人が門の前まで追い詰め、逃げ遅れた敵一人を突き伏せて首を取った。
これを見て、門櫓から久氏が、
普通の者が二、三人がかりでも張りきれないほどの大弓に大きな矢を番え、続けて三筋放った。
矢はすべて中原に当たったが、市太夫は武田の家に伝わる鎧、
南蛮鉄のかなめ物をつけていたので、体には一寸や五分ほどしか刺さらない。
中原は大の剛の者なので、矢が当たっても少しも騒がず、
討ち取った敵の首を打ち落とすと高く差し上げた。
「日来、出雲・伯耆・因幡・但馬では大の精鋭だと有名な河口刑部殿の矢を受けながら、
分捕りして帰る大の剛の者は、武田源三郎の郎党、中原市太夫であるぞ」と、
高く名乗りを上げて帰っていった。

これに勇気付けられて武田の手勢たちが攻めかかってきたので、
南条の手の者たちも我も我もと兵へ乗りかけた。
しかし城中の抵抗は強く、とりわけその夜は大雪が降って風も激しかったので、
弓を引こうにも太刀を握ろうにも、身は凍えて手はかじかみ、思うようにいかない。
皆仕方なく引いていった。

源三郎は中原の勇を感賞していたとき、「ところで河口の矢はどうだった」と問いかけた。
中原は「三つとも命中し、その上鏃が五分あるいは一寸ほど突き刺さりました」と答える。
武田は、「この鎧は、先祖の国信が五人張りの弓で精鋭に射させても、
一つとして貫通することはなかったのだぞ。
他の国ではどうか知らないが、我が日本では、この五人張りより強く弓を引ける者はいないだろう。
この鎧さえ着ていれば、楯を用意する必要はない。
素晴らしい勇士の重宝であるということで、これまで秘蔵されてきたと言い伝えられている。
それなのに、今回久氏の矢が貫通したということは、久氏は古今無双の精鋭に違いない」と、
舌を巻いて震え上がった。

河口はこれを夢にも知らず、夜のことなのですべて的をはずしたと思って、
「十間も離れていない目の前の敵を、三筋も射外したのは、我が生涯の恥辱だ。
もう弓をとっても意味がない」と言って、弓を粉々に切り折って捨ててしまったのだという。


以上、テキトー訳。

わーい! 杉原さんやー!!! と喜んでたら、盛重の婿さんの話だったね。
私のときめきを返せ。と思ったけど、なかなか楽しい章だった。
でっかい弓を軽々と引いて的(敵)に命中させるってのは、
何か当時すごく憧れられた技術なんだろうか?
市川さんも弓の名手だったような気がする(うろ覚え)。

つれづれと気になること。
・門櫓が標準装備だけど、いつから門櫓ってポピュラーになったんだろう?
・南蛮鉄の鎧って、まさか先祖代々の宝なわけないじゃん……?
・主君武田の重宝の鎧を、どうして郎党が着ているの?
とまあこのへんかな。勉強足りなすぎて気になることばかりだよ_ノ乙(.ン、)_

そして今回はオチが秀逸だね。
河口は勘違いから弓を壊してしまった……ってアンタ、短気すぎだと思うよ。

さて次は南方のお話。
だが私は明日の夜会議なので更新は難しいorz
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