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2011-11-03

広家・黒官「キャッキャウフフ」

前回のあらすじ:機はありながらも黒田官兵衛の忠告によって
一気に追い詰めることができなかった城井攻め、結局どうなったのかと言うと……


城井(きい)の屋形降参のこと(下)

同二十四日、黒田父子と広家様は相談して、横道権允(高宗?)を使者として広家から宇都宮に遣わした。
「貴殿と黒田はさしたる遺恨はないといっても、こうして今抗戦に及ぶのであれば、
殿下秀吉公に逆意があるということになります。
早々に和睦し、黒田父子の下知を守られるがよいでしょう。
先日一戦に及んだ罪は広家がよいように取り計らい、秀吉公のお許しを得て、
本領を間違いなく黒田から渡すようにします」と申し送った。

横道はその意趣を謹んで承り、何くれとなく日暮れまで過ごし、
夜に入ってから大きな松明に火を灯して、とりたてて忍ぶ様子もなく、がやがやと騒ぎながら進んだ。
敵城に近づくと「吉川蔵人頭広家よりの使者なり」と、しきりに声を出して進む。
やがて城中から出している見張りの者が帰ってきて、
「いったい何事でしょうか。吉川殿からの使者だと言って近づいてくる者がおります」と言う。
「行って聞いて来い」と城中から人を出して横道権允から委細を告げられると、
宇都宮は異議を唱えず、すぐに降伏してきた。

その後、黒田勘解由は、宇都宮が堅く用心しているためその心を和らげようと、
子息の吉兵衛尉を宇都宮の娘婿にした。
宇都宮を自分の屋敷に招き入れて、饗膳を振舞ったうえで討ち果たしたということだ。

またある者が横道に向かって「どうして日が暮れてから城中へ行ったのだ」と尋ねると、
権允は「ああいうところに使いに行くときは、昼にうかうかと行ったとして、
敵がもし伏兵を置いていたら取り巻かれて斬られることもあります。
そのときになって、これは和平の使いだ、また何らかの使者だと突然言い出しても、
血気にはやる若者などは、そんなこと言っても信じるものか、騙されるものかなどと言って、
さらに打ちかかってくることがあるものです。
なので、夜になってから松明に火を灯し、特に隠れたりもせずに堂々と行けば、
敵もこれを見て、松明を燃やして来るからには何か用がある使者だろうと考え、
間違って討つことがないようにと気をつけますから、突然打ちかかってきたりはしません。
私はこう考えたので、こうして日が暮れてから行ったのです」と語った。

その後広家様は黒田勘解由に向かって、
「それにしても、先日萱切山で一戦しようと言ったときに、あなたがしきりに止めるので、
老巧のあなたの意見だし、父の元春にも何事もあなたを頼ってご助言に任せるようにと言われていたため、
どんな仰せでも背くまいと思って、あのときは一戦を思いとどまったのです。
いったいどんな見通しがあって私を制したのですか」と聞いた。

黒田はにっこりと笑って、
「あの日に一戦されていれば、広家は大勝利をおさめると思いまして」と言った。
広家が「勝利必至とご覧になるなら、どうして一戦をやめるように言ったのですか」と聞くと、
黒田は「いやいや、必ず勝利すると思ったからこそ堅くお止めしたのですよ。
広家が難なく勝利を得てしまえば、我が子の吉兵衛尉が先日敵を思い侮って利を失ったことと比べられ、
善悪の境目が目に見えてしまうと思って、あのように強く制したのです。
広家と我らは父子の契約を結んだとはいっても、実の子にはかないませんので」と言う。

広家様は「これは黒田殿にしてやられましたよ。
そのことがわかっていれば、止められようとも一戦していたものを」と、大いに拍手してどっと笑った。
実に数年来の断金の朋友だからこそ、黒田もありのままに語り、
広家も騙されたとわかったころで恨みに思ったりしなかったということだ。


以上、テキトー訳。

やべえ、ここまで書いて酔っ払って寝てた。
そして丑三つ時に目を覚ますとか、どこのじいさんなんだ……
しょうがないから今日は日の出でも拝んで念仏唱えるか。

そりゃそうと、ちょ、クロカンwww
「うちの子がかわいそうになっちゃうからあんまり活躍しないで」って
そんな理由で広家の突撃止めたんかいwww
そういや逸話サイトで読んだな、この話。
そんなことするから宇都宮をかなり手ひどい方法で暗殺しなきゃいけなくなるんだって。
宇都宮の娘を長政(吉兵衛)の嫁にとる→娘に会いに来ませんかと言って宇都宮を呼び出す
→取り囲んで殺す→別宿舎にいた息子や家臣を閉じ込めて焼き殺す
てな風に記憶してるけど、嫌な話だよ。

まあ実際は、現場レベルで和睦に落とし込むのが現実的(攻める決め手にかけてた)で
和睦のために調整してたけど、秀吉から「和睦、ダメ絶対。37564にしちゃいなさい」と言われ
上記のような手段に出なきゃならなくなったと妄想。
でも騙されて笑って許す広家がカコイイのでどーでもいいやw
しかし毎度まいど仲いいな、おまえら。

そして横道さんの工夫が地味に歴戦の勇士っぽくて好きだ。
使者も殺されないようにイロイロ考えるんだねぇ。
この人、たぶん尼子方にいた人だったはず。
毛利は昔敵対してた勢力を、決着が付くと家中にがっちり飲み込むんだよね。
毛利だけじゃないとは思うけどさ。
敵の駒を自分の駒に引き入れて利用するってのは、けっこう日本独特なのかもね。
将棋も、大陸ではただ相手の駒を取るゲームだったけど、
日本に入ってきて「取った駒を再利用できる」ルールになったという話を聞いたことがある。
ナイス命のリサイクル!
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